外断熱工法とは

「外断熱工法」 今や住宅を考えている人は 必ずこの言葉を耳にします。住宅関連の雑誌やチラシにもこの言葉は 必ずどこかに出てきます。では外断熱とはどういう工法で どんなメリット デメリットがあるか 本当にご存知の方が いったい何人いらっしゃるでしょうか。住宅会社も 昨日まで充填断熱で施工しておきながら 急に 外断熱施工もできます。外断熱とはそんな簡単な断熱工法なのでしょうか 専門家の方でも 木造住宅に外断熱はむかない 外断熱はもう古いなど いろんな意見があります。そこで ここではすでにみなさんご存知かも知れませんが
 

1外断熱はとは何か 内断熱との違いは
2外断熱のメリット デメリット
3なぜ 私たちが 外断熱にこだわるのか


ということをお話していきたいと思います。





1外断熱とはなにか

住宅を建てる場合 断熱材を使います。この断熱材を 柱と柱の間に入れるこれを内断熱(充填断熱)といいます。これに対して柱の外側から 断熱材を貼るのが外断熱(外張り断熱)工法です。今 現在新築されている住宅の 95%近くが グラスウールやロックウールなどの綿状断熱材をつかった内断熱(充填断熱)を採用されています。
これに対し 残り5% 建物の外側から 板状の断熱材を張っていくのが 外断熱工法です。

内断熱 (充填断熱) 外断熱(外張り断熱)
断熱部(床 壁) 柱と柱の間 柱の外側
断熱部(屋根) 天井 屋根
断熱部(基礎) 基礎
断熱材 グラスウール他 ポリスチレン フォーム・ウレタン他
普及程度(日本) 圧倒的多数 極少数
普及程度(スウェーデン) 1970年台まで 近年は全て
断熱の連続性 柱や土台など構造体で途切れる 基礎から屋根から途切れずすっぽり断熱
壁体内通気 なし あり
断熱性能 低い 高い
気密性能 低い 高い
蓄熱性能 低い 高い
床下湿度 高い 低い
梅雨時期の室内湿度 高い 低い
梅雨時期木部湿度 高い 低い
冬季室内度 乾燥 正常
冬季木部湿度 乾燥 正常
換気効率 低い 高い
快適温度体 夏季低め 冬季高め 夏季高め 冬季低め
地中温度利用 不可能 可能
温度差
省エネ性 低い 高い
耐久性 低い 高い
施工性 安易 熟練が必要
コスト 安価 割高


上記表が 内断熱と外断熱の性能比較です。

私の考える外断熱のポイントは
壁体内通気
床下湿度
冬季の湿度
地中温度利用の4点です。

構造体の外側に断熱材があると こういうメリットが出てきます。
壁体内通気とは 壁の中を通気できるかということです。では 壁の中が通気できるとどういうメリットがあるかというと 内断熱のように壁の中が断熱材でつめられていると 通気できない つまり風がとうらないわけです。
木というものは 乾燥状態にあって初めて 本来の強度を発揮するのです。それが常に湿潤状態にあると 強度が低く 最悪の場合 シロアリや虫の被害もかんがれらます。
さらに木には 調湿作用があります。外断熱をすることによる最大のメリットは この木の調湿作用であると考えています。高気密住宅の場合 冬場の過乾燥は敏感な人にとっては 本当に大事な問題です。外断熱による 木部の調湿作用のおかげで 内断熱による高気密住宅に比べると 外断熱住宅のほうが湿度が低く保てるのです。





2外断熱のメリット デメリット

メリット 
熱橋が少ない。内断熱のように構造体で断熱が途切れないため 熱橋が非常にすくない
気密がとりやすい 建物の形状がシンプルな場合 気密が非常にとりやすい。
施工がしやすい 気密がとりやすい分 施工がしやすい
結露の恐れがない
木材の腐朽の恐れがない
配管や 電気配線など 融通性がある

デメリット
断熱材の厚さに制約があり 地域により 次世代省エネルギー基準に対応しにくい
外装材に制約がある。
壁厚が増える
開口部の収まりに注意が必要
コストがかかる
土台まわりの シロアリ駆除剤に注意が必要
木材の乾燥収縮に 断熱材が追従しにくい
建物外観に制約がある

などなどがあり このメリットデメリットを 裏返すと 内断熱のメリット デメリットになるケースが多いのです。
どちらの工法が 優れているというのではなく どちらの工法でもきちっと施工すれば 快適な家はできるのです。外断熱はもう古いとか 内断熱はよくないというよな一部の人の意見に惑わせられず、どちらの工法もメリット デメリットあり それを理解し施工すれば どちらもいい家はできるということです。
ただ お客様自身も 流行だからといって 断熱工法を決めるのではなく きちっとメリット デメリットを理解したうえできめたいものです。





3私たちがなぜ 外断熱にこだわるのか

・外側で断熱材が連続しているため 断熱欠損が少なく 壁内結露が発生しにくい
・断熱気密処理の施工がしやすい
・構造体が全て断熱材の内側に入るので 熱容量が大きい
・壁体内通気ができるの 建物の耐久性がます
・確実に断熱性能を発揮する。
・地熱利用ができる

こういう理由で私たちは 外断熱にこだわっています。

外断熱について 小冊子をご用意しております ご希望の方はこちらからどうぞ

同業者の方で資料が欲しい方はこちらから問い合わせください。